高知県「ゆずの村」にデザインオフィスを開設する理由
はじめまして、株式会社ユニオンネットの丸山(@maruyaman1984)です。
この度、高知県の山奥にある小さな村「馬路村(うまじむら)」にバンガロー型のオフィス、mitone design.(ミトネデザイン)を構えることになりました。バンガローの改修工事も終え、ようやくオフィス開所の目処が立ってきたので、そろそろ採用にも本格的に力を入れていきたいと考えています。
そこで今回、この馬路村オフィス開所に至った経緯や今後の目的などを紹介していきたいと思います。転職の有無に関わらず、この記事を読んで少しでも興味を持っていただけると嬉しいです。そして、オープニングスタッフとしてご応募いただけると・・・感激します。
馬路村(うまじむら)とは?
まず簡単に村の特徴をまとめてみました。
- 人口わずか840人
- 村民の約半数がゆず農家
- ゆず製品の村おこしで年商30億
- ゆずドリンクやぽん酢は全国のスーパーマーケットにも陳列されている
- 夏は過ごしやすく、冬は積雪の心配も無し
- ただ、年間雨量は全国トップクラス
- コンビニも無ければ、信号機も無い
- でもネット通販は“普通に”翌日届く
- 村内全域に光回線完備
- 待機児童なし、18歳まで医療費0円、奨学金無利子貸出、と子育てしやすい環境
「柚子の村」としても全国に知られ、ぽん酢しょうゆ「ゆずの村」やゆずはちみつ飲料「ごっくん馬路村」は、高知県内のみならず首都圏でも流通しています。村面積の96%が森林で、その大半が県木に指定されています。中でも県立自然公園内にある魚梁瀬地区の千本山では、樹齢300年を超す大木が林立している自然豊かな村です。
バンガローオフィス前に流れる清流安田川は、川魚の宝庫で天然鮎やアメゴなどが生息します。 また、川の畔には村を代表する宿泊施設「馬路温泉」があり、地元ならではの料理と美肌効果で馬路温泉を目当てに、年間約8千人の宿泊客が訪れています。
なぜ、村にオフィスを?
きっかけは弊社の元スタッフが馬路村出身だったこと。そのスタッフ経由で村との繋がりが生まれ、仕事としては観光サイト(制作実績ページ)の制作依頼が始まりでした。
当初は新規事業の一環で、空き家・土地活用の地方創生として打ち合わせの場をセッティングいただきました。グランピングや協業での企業誘致などの構想もありましたが、お互いの要望を少しづつ擦り合わせた結果、今回のオフィス開所に至りました。
馬路村にオフィスを構える理由は「移住者促進・雇用創出」と「自由で強い働き方の実現」です。
働く場所を選ばない職種の代名詞とも言えるWeb制作だからこそできる地方移住。しかし、今のコロナ禍で言われている自由な働き方は既に実力を兼ね備えた方に限定された話だと思っています。そこで今回はワーケーションや場所を選ばない働き方などのゆるい目的ではなく、しっかりと実力も身につく「強さ」のある環境をつくりたいと考えています。
何をするの?
サービスは「ブランディングデザイン」「ワークショップ」「レンタルスペース」の3つ。
ブランディングデザイン
企業・地域・自治体におけるブランドづくりのお手伝いとして、シンボルロゴの作成から広告物(ポスター、リーフレット)の制作、 Webサイトの制作まで“広告・PRの事ならなんでも”を考えています。
またその地域に根付き、その土地の仕事をメインに考えてはいますが、最終的には地方の仕事に固執せず、全国の仕事を請負える強いクリエイティブチームを作りたいと考えています。
もしかすると創業期は大阪本社から仕事を請負うようになるかもしれません。しかし、基本的には自分たちで集客を行い“独立したチーム”を目指します。
ワークショップ
デザインのご相談の多くは「集客」「見栄えの強化」です。しかし、多くのお客様がこれまで「現場仕事に追われ、集客や見られ方にまで手が回らない。」「直近の売上に繋がらない取り組みに、経営陣からの理解が得られない。」などを原因に“作って終わり”になっています。
デザインの力が成果を発揮するか否かは、ブランド(見られ方)の重要性を“お客様1人1人がどこまで理解しているか”に尽きると考えています。そこで今回ブランドづくりや強み創出など、ワークショップを主軸としたサービスを立ち上げたいと考えています。「なぜ、必要があるのか?」「ご依頼の背景となっている課題は全員の共通認識となっているか?」など、1人1人が自分ごと化する仕組みを目指しています。
また、オフィスから徒歩1分の場所に温泉宿泊施設もあるため、地元企業を対象とした研修・合宿も検討しています。これは私がこれまで制作者として培ってきた経験と、経営者として仕組みづくりで得た知見を基にサービス化していきたいと思っています。
レンタルスペース
最後に「レンタルスペース」。こちらはオフィスの一般開放に近いものですが、周辺施設と連携し体験プログラムやツアーを企画できると面白いだろうなと考えています。
「mitone design.」とは?
mitone design.(ミトネデザイン)は、株式会社ユニオンネットのセカンドラインとして位置します。
Webマーケ領域を中心に中規模〜大規模層を得意とするユニオンネットに対し、ミトネデザインではブランディングデザインを中心に小規模層に特化したいと考えています。
ロゴも、名刺も、パンフレットも、Webサイトも、デザインの力が発揮されるかどうかは、お客様1人1人がどれだけ自分たちのブランドを好きになれるかが鍵になっています。そのためには、手に馴染むような愛着を「実らせる」必要があります。そして、そのブランドは社会に「根づく」必要があります。
キレイなデザインをつくるのは当たり前、ブランド化して初めてデザインの力は発揮されます。デザインがお客様のブランドとなり、やがて社会に浸透していく。ミトネデザインでは、そのお手伝いをミッションとしています。
ブランドメッセージ
“愛着実る、根付くものを。”
ミトネデザインは、高知県の馬路村にあるブランディングデザインチームです。
わたしたちの得意なことは、お客様のブランド力を最大化すること。
言葉にできない気持ち・思い描く未来を形作る、それをわたしたちはデザインと呼びます。
自然に、らしく、ありのままで、心地いい。
手に取る・目に触れる人達に愛着が実り、社会に根付くブランドに育てます。
こんな人を探しています。
デザインを主軸とした複合型施設を目指し、こんな人を探しています。
こんな人①
「馬路村(田舎暮らし)が大好きな人」
まずは何と言っても馬路村そのものが大好きな人。そして田舎暮らしが好きな人。都会の喧騒から離れ、地方で働く意味を見出すことが何よりも重要になります。
- 田舎暮らしに興味がある
- アウトドア派(虫嫌いじゃない)
- 地方創生事業に携わりたい
移住・定住については、以下サイトを参考にしてください。
馬路村への移住・定住サポートサイト[外部]
https://umaji-iju.jp/emigration_support.html「入居から10年間、家賃が月額1万円」や「住宅新築時に最大200万円の補助可能」などのメリットが多数存在します。
高知へのUIターン支援サイト[外部]
https://kochi-iju.jp/kurashitai/index.html「引越し割引」や「移住者優遇ローン」など、UIターンを支援する制度が盛りだくさんです。
村営住宅の一例(1DK〜1LDK)
村営住宅の一例です。新婚さんやお子様1人であればご家族でも十分に住める1LDK間取りもあります。
※ 村営住宅の家賃は年収によって変動します
<移住について> 馬路村への移住については、役場の方とも連携を取り、弊社も全面的にバックアップさせていただきます。
こんな人②
「何でもやりたがり屋さん」
「こんな人を探しています。」の2つ目は、何でもやりたがる人。言い方を変えると「欲張りな人」でしょうか。経験者の側面で言うと、もっとチャンスが欲しい、もっと裁量のある仕事をしたい、そんな現状打破したい人にはピッタリの環境だと思います。
一方で「戦う環境」ではあっても、「学べる環境」としては整ってはいないことになります。そのため下記のような思考性を持った人には相性の良い環境だと思います。
- 独立志向が強い
- 0→1の環境づくりに興味がある
- 制作以外のSNSや集客にも興味がある
先述のように、今回自分たちで作り上げていく環境になりますので求めることは多いと思います。もちろん私も先陣を切ってサービスの立ち上げに尽力しますが、基本は現場スタッフに一任したいと考えています。
サービス化していく上での紆余曲折を楽しめる方、スタートアップとして挑戦したい方、なんて言うと少々ハードルが上がりそうですが「やる気が爆発している方」であれば、私が全力でサポートします!
オフィスギャラリー
最後に、オフィスの紹介。まだ家具の搬入前ですがイメージの参考にしていただければと思います。
オフィス開所に際しても、当初は古民家をリノベーションする前提として、村内の使っていない住宅や空き家を検討していました。それなりの予算の投下を覚悟していましたが、最終村長のご厚意によりバンガローをお貸しいただけることになりました。
2階建ての10人用のバンガローをオフィス用に改修しています。
採用情報
オープニングスタッフの募集は終了しました。
現在の求人情報は常時応募となります。
ミトネデザインに興味がある、馬路村が好きだ、地方に根付いた仕事をしたい、そんな方からもご応募を楽しみにしております。
馬路村オフィス名:mitone design(ミトネデザイン)
高知県安芸郡馬路村大字馬路648番5
Web:https://www.mitonedesign.jp/
Twitter:https://twitter.com/mitonedesign
Instagram:https://www.instagram.com/mitonedesign/
この記事は https://www.unionnet.jp/pr-project/umajimura/ からの転載となります